しじみとお酒と肝臓の関係

お酒の後にはしじみの味噌汁が良い？なんで？

二日酔いの朝にはしじみの味噌汁が良く効くと聞きますが本当ですか！

女医

はい。お酒は肝臓で分解されアセトアルデヒドになります。アセトアルデヒドは毒性が高いので更に分解され水と二酸化炭素になり排出されます。二日酔い状態の時は処理しきれないアセトアルデヒドが体内に残った状態で、これが二日酔いの不快な症状の原因です。

じゃあ、このアセトアルデヒドとかいうのをシジミが分解でもしてくれるのですか？

女医

そうですね。シジミには「オルニチン」という成分がたくさん含まれています。
この「オルニチン」は弱った肝臓を元気にしてアセトアルデヒドを分解するサポートをします。
更に体内に残った毒素を分解もします。だから昔からしじみは二日酔いに効くと云われているのです。

しじみが肝臓に良いのはしじみに含まれる「オルニチン」という成分が特に有名ですが、それ以外にもしじみには二日酔いに効く成分が入っています。

オルニチン以外の成分にはタウリン、アラニン、メチオニン、ビタミン12、グルタミンなどがしじみに含まれており、肝機能を高めアセトアルデヒドの濃度を下げる働きがあります。

逆の説もある！二日酔いとアセトアルデヒドは無関係？

前項で二日酔いは分解しきれなかったアセトアルデヒドが原因と書きましたが、そうではないという説もあるので紹介します。それは、アルコールの大量摂取で体内バランスが崩れた為という説です。

アセトアルデヒドの血中濃度が0でも二日酔いは起こるということです。
どちらが正しいのかわかりませんが、二日酔いの原因は別にしてもしじみは肝臓に良いということは間違いありません。

しじみの成分

しじみに含まれる成分はオルニチン、タウリン、アラニン、メチオニン、ビタミン12、グルタミン、鉄分、カルシウムがあります。それぞれの成分の効能を調べました。

このようにしじみの成分は大変身体に良い成分ばかりであることがわかります。